記者サロン「ミュージアムとジェンダー」

イベント概要
日本には5千以上のミュージアムがあり、歴史や文化、芸術、産業など様々な面から過去と現在の人々の営みを伝えています。一方で、視覚的・体験的に過去の歴史を伝える博物館などの展示が、実は現代のジェンダーバイアスを反映していることが指摘されています。
愛知県では、2024年秋に新設された展示施設「あいち創業館」をめぐり、当初展示予定だった産業偉人54人全員が男性だったことを市民が問題視。女性の偉人が展示に加わりました。国立歴史民俗博物館(千葉県)はジェンダーの視点から一部の展示内容を見直しました。博物館に関する世界最大の非政府組織「国際博物館会議(ICOM)」は2022年に「博物館の新定義」を策定し、博物館を単なる展示施設ではなく「多様性と持続可能性を育む」機関として定義し直しています。海外では博物館におけるジェンダー平等を目指す動きが進んでいます。
ミュージアムとジェンダーに詳しい国立歴史民俗博物館の名誉教授・横山百合子さんを迎え、このテーマについて取材してきた名古屋報道センターの川西めいこ記者、伊藤舞虹記者が今後あるべきミュージアムの姿について考えます。
※事前収録したものを配信します。
※2025年11月28日(金)20時の締め切りまでにお申し込みいただくと、11月28日(金)23時59分まで何度でもご覧いただけます。
出演者
出演者
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横山 百合子(よこやま・ゆりこ)さん国立歴史民俗博物館(歴博)名誉教授。1956年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。専門は日本近世史、ジェンダー史。著書に「江戸東京の明治維新」(岩波新書)、「明治維新と近世身分制の解体」(山川出版社)など。遊郭の実証的研究も多数。歴博プロジェクト研究「日本列島社会の歴史とジェンダー」代表を務め、2020年に歴博で開催された企画展「性差(ジェンダー)の日本史」が大きな注目を集めた。
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川西 めいこ(かわにし・めいこ)朝日新聞名古屋報道センター記者。2024年入社。愛知県政担当。大学時代は、若い世代の政治参加を促す一般社団法人「NO YOUTH NO JAPAN」の活動に参加。ジェンダー不平等な社会に問題意識を持つ。ミュージアムの展示内容のジェンダー格差について報じたことを機に、ジェンダー平等な展示に取り組む台湾の歴史博物館を取材し、希望を感じた。
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伊藤 舞虹(いとう・まいこ)朝日新聞名古屋報道センター記者。2009年入社。厚生労働省・内閣府を担当した際に保育制度の問題に関心を持ち、その後独学で保育士資格を取得した。2019年、ひとり親世帯に支給される児童扶養手当の資格確認をめぐる報道で貧困ジャーナリズム賞を受賞。2022年から現職。子育てやジェンダーに関する話題を主に取材している。滋賀県の琵琶湖博物館が好き。
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オンライン配信期間
2025年09月19日(金)17:00〜
2025年11月28日(金)
23:59
※イベント自体は1時間ほど。配信期間内に何度でも視聴できます
申込締切
- 2025年11月28日(金)20:00
対象
- デジタル版有料会員
視聴料金=会員料金のみ
※紙面購読者の方は、新聞の告知欄に掲載される別のWebページから無料でお申し込みできます。告知の掲載日については、決まり次第、このWebページでお知らせします。
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