記者サロン「被爆者に聞きたかったこと 広島・長崎80年」

イベント概要
広島・長崎に米国が原爆を投下して今年で80年。被爆者の数は減り続け、平均年齢は85歳を超えました。
きのこ雲の下で何が起きたのか。原爆はその後の人生にどう影響したのか。朝日新聞は2008年から広島版では「聞きたかったこと」、長崎版では「ナガサキノート」と題した連載で、被爆者の体験を伝え続けていますが、年々取材先を探すのが難しくなっています。
一方で、次世代へと受け継がれているものも多くあります。本イベントでは昨年、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協(日本原水爆被害者協議会)事務局次長の和田征子さん(長崎被爆)、広島を拠点に活動するミュージシャンで被爆三世のHIPPYさん、広島・長崎「二重被爆者」の祖父山口彊(つとむ)さんの体験を家族で語り継ぐ原田小鈴さんにご登場いただき、直接被爆者の声を聞くことがいよいよ難しくなった時代、どのように「継承」を考えていけばいいのかを探ります。
※事前収録したものを配信します。
※2025年10月31日(金)20時の締め切りまでにお申し込みいただくと、10月31日(金)23時59分まで何度でもご覧いただけます。
出演者
出演者
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和田征子(わだ・まさこ)さん日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)事務局次長。1943年長崎市生まれ。1歳10カ月の時、爆心地から約2.9キロの自宅で被爆。長崎の活水女子短期大学を卒業して英語教員に。結婚で長崎を離れ、夫の米国赴任に伴い約5年間、米国で暮らした。2015年から被団協の役員となり、母から聞いた被爆体験をもとに国内外で証言を続けている。
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HIPPY(ヒッピー)さん1980年広島市生まれ。被爆三世でミュージシャン。被爆者の故・岡田恵美子さんの体験を元に作った歌「日々のハーモニー」やTikTokなどで1億回再生を超えた「君に捧げる応援歌」などで知られる。地元広島の被爆体験伝承にも取り組み「原爆の語り部 被爆体験者の証言の会」を毎月6日に開催。”朗らかな被爆伝承”を掲げ、被爆伝承の講演も行っており訪問した学校は全国150校を超える。
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原田小鈴(はらだ・こすず)さん1974年長崎市生まれ。広島・長崎「二重被爆者」の祖父山口彊(つとむ)さんの体験を、母の山崎年子さん、息子の晋之介さんとともに家族で語り継いでいる。広島・長崎両方の原爆投下機に搭乗した米兵の孫アリ・ビーザーさんとの共著『「キノコ雲」の上と下の物語:孫たちの葛藤と軌跡』(朝日新聞出版)を7月に出版。長崎大学平和講座非常勤講師。
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興野優平(きょうの・ゆうへい)1992年生まれ。広島総局記者。2015年朝日新聞入社。横浜総局、大分総局、文化部で勤務後、2022年から広島総局。G7広島サミットや日本被団協のノーベル平和賞受賞などを取材。被爆者の体験を語り継ごうと、広島市の被爆体験伝承者養成事業に参加しているが、聞き取りを続けてきた被爆者が亡くなり、継承の難しさを実感中。
関連コンテンツ
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聞きたかったこと
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ナガサキノート
オンライン配信期間
2025年08月01日(金)17:00〜
2025年10月31日(金)
23:59
※イベント自体は1時間ほど。配信期間内に何度でも視聴できます
申込締切
- 2025年10月31日(金)20:00
対象
- デジタル版有料会員
視聴料金=会員料金のみ
※紙面購読者の方は、新聞の告知欄に掲載される別のWebページから無料でお申し込みできます。告知の掲載日については、決まり次第、このWebページでお知らせします。
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