記者サロン「街路樹のこと~消えていく緑の大きな価値~」

イベント概要
街路樹や公園樹は、景観を整え、人を癒やす、身近な存在です。
世界的に、街の緑を増やし、大きくしていこうという流れの中で、国内では、予算不足や安全対策を理由に伐採が進んでいます。国土技術政策総合研究所の資料によると、国内の一般道路沿いの街路樹は2002年の679万本から、20年で50万本も減りました。
大きくなればなるほど価値が高まる一方、管理は難しくなり、倒木のリスクも増します。「金がなく、危険性も増しているなら切るしかない」。そんな理屈で、乏しい緑はさらに減り、暑い日は増えているのに木陰はなくなっていきます。
労働力が減り、縮小していく「8がけ社会」の日本を生きる私たちは、もうあきらめるしかないのでしょうか。A-stories「街路樹のこと」で、樹木の意義や全国的な変遷、資産価値を計ろうとする試みのほか、伐採が進む各地の課題や解決事例を取材した2人の記者が、樹木研究の第一人者である藤井英二郎・千葉大名誉教授と、語り合います。
出演者
出演者
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藤井 英二郎(ふじい・えいじろう)さん 千葉大学名誉教授1951年生まれ。専門は環境植栽学、庭園学。元日本庭園学会会長。著書に「街路樹は問いかける 温暖化に負けない〈緑〉のインフラ」(岩波書店、2021年)、「街路樹が都市をつくる 東京五輪マラソンコースを歩いて」(同、2019年)など。街路樹、公園樹伐採の現場を訪ね、保存に向けた提言もしている。
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鈴木 智之(すずき・ともゆき) 科学みらい部(大阪)記者2014年入社。埼玉、徳島、大阪、京都で勤務。身近な疑問を起点に自然科学やテクノロジー、医療、まちづくりなどを取材している。乗り物好きで、交通担当も経験。2歳の子どもと鉄道のおもちゃで遊ぶのが好き。A-stories「水素社会」「8がけ社会とまちの未来」を担当。
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矢田 文(やだ・ふみ) 科学みらい部(東京)記者2017年入社。これまでの任地は仙台、鳥取、大阪。現在は原子力と災害を担当。生物多様性や公害などの環境問題、それに伴う世代間格差にも関心がある。趣味はいきもの観察で、ウツボと一緒に暮らしている。A-stories「『かわいそう』の現場から」「水素社会」を担当。
関連コンテンツ
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連載「街路樹のこと」
オンライン配信期間
2025年01月17日(金)20:00〜
2025年03月31日(月)
23:59
※イベント自体は1時間ほど。配信期間内に何度でも視聴できます
申込締切
- 2025年3月31日(月)20:00
対象
- 朝日新聞のデジタル版有料会員
視聴料金=会員料金のみ
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2024年12月16日、2025年1月6日の朝日新聞朝刊・記者サロン面の告知をご覧ください。
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