記者サロン「内密出産をめぐる日本の現在地」【3月1日(金)】
イベント概要
望まぬ妊娠に悩み、孤立出産の末に子を遺棄して女性が罪に問われる事件が絶えません。女性と子どもの命を守るため、熊本市の慈恵病院は日本で唯一、周囲に知られることなく医療機関で出産できる「内密出産」に取り組んでいます。
一方フランスは18世紀から女性が身元を明かさなくても医療機関で安全に出産ができる「匿名出産」が認められ、全国の病院で受け容れることが義務とされています。生まれた子の「出自を知る権利」を保障する法律もあります。
慈恵病院の蓮田健院長と朝日新聞、熊本朝日放送の記者は昨年10月にフランスを訪れ、女性の権利と子どもの命を守る取り組みを取材してきました。蓮田健院長、昨年、保護出産制導入を決めた韓国と日本の制度に詳しい姜恩和・目白大教授とともに、日本が抱える課題や今後進むべき道を探ります。
出演者
匿名で赤ちゃんを預け入れられる「こうのとりのゆりかご」に取り組むほか、2019年からは病院関係者にのみ身元を明かし出産する「内密出産」を独自に導入。孤立出産し、新生児殺害や遺棄などの罪に問われた女性の支援もおこなっている。
一般社団法人「全国妊娠SOSネットワーク」理事。専門は子ども家庭福祉、社会的養護、女性支援。熊本市と慈恵病院が設置した、内密出産で生まれた子の「出自を知る権利」 に関する検討会の委員も務める。
2013年入社。22年から慈恵病院を取材。内密出産をテーマにしたドキュメンタリー「内密である理由」を制作。
2003年入社。「週刊朝日」「AERA」編集部、大阪社会部などを経て現職。2020年から1年韓国に留学。ジェンダーと司法、日韓関係に関心を持って取材してきた。23年から慈恵病院を取材。
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オンライン配信期間
2024年03月01日(金)15:00〜
2024年04月30日(火)
23:59
申込締切
- 2024年4月30日(火)20:00
対象
- 朝日ID会員
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