群馬県大泉町は町民人口約4万人のうち約8千人(約2割)が外国籍住民です。1980年代から労働力不足を背景に、ブラジル人やペルー人などの日系人が暮らし始め、現在は48カ国の人たちが暮らす多国籍な町です。
30年以上にわたり、外国人と日本人がともに暮らし、ともに働き、ともに学んできましたが、町内では「共生は簡単ではない」という言葉を耳にします。
今後、外国籍や外国ルーツの住民の増加が、日本各地で見込まれています。先進地・大泉から学べることは? 共生の町づくりに取り組む村山俊明町長にうかがいます。
「外国人は票にならない」と言われ、政治家が本腰を入れたがらない中、なぜ町長は外国人との共生施策に力を入れるのでしょうか。外国人や外国ルーツの方たちと向き合う、現場の首長の本音に迫ります。
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