国産初になるはずだったジェット旅客機「スペースジェット(SJ)」について、三菱重工業が今年2月、開発中止を発表しました。官民あげての大型プロジェクトが本格的に始動したのは、リーマンショックのあった2008年。航空機産業を自動車産業に次ぐ日本の製造業の中核に育てよう――そんな期待が込められていました。
しかし、約1兆円にのぼる開発費が投じられても、SJが旅客を乗せて飛び立つことは叶いませんでした。技術はあるはずの日本で、なぜ旅客機が作れなかったのでしょうか。航空機づくりは、どんなことが難しいのでしょうか。
航空機の開発や国際事情に詳しいゲストをお呼びし、日本の航空機産業のこれまでとこれからを話します。
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